とまとの英語のお話5
こんにちは、とまと🍅です。
今回は前回の続きです。
東京書籍NEW HORIZONの改訂版についてです。
前回は①表紙の話で、記事が終わってしまったため、続きから話していきます。
前回の話が気になる方は、以下の記事を読んでくださいませー
tomato-everyday.hatenablog.com
では②内容の話をしていきたいと思います。
内容の詳細に触れる前に、今回の改訂の目的を簡単に。
今回の改訂は、
小学校5年生から英語を学校で学ぶにあたり、学校英語教育にズレが生じたためです。
実際、中学1年生の英語ではUnit0からUnit5までは、小学校の復習をしていき、Unit6からが未習の中学校の内容となっています。
改訂前はUnit0はなく、Unit1からbe動詞を学ぶことになっていました。
過去形やcanなど、改訂前は中1の終わりごろに習っていたことは小学校で扱っているために、Unit1からUnit5の中で、平然と出てきています。
その影響で、中学2年生や中学3年生の範囲もズレ、しまいには、高校1年の範囲が中学校に降りてくるという結果に。
見てわかる通り、劇的に難化しています,w
単語数も約2倍になってますし(改訂前:約1200語→改定後:約2500語)
扱っている話題や、文章の構成はどうなったのかというと、
改訂前は、
「ある文法を勉強するために、こんな文章、話題にしました。」というように、
文法ありきの文章と言った印象でした。現在進行形を教えたいからって、こんなに不自然な文章ある??と思った1年生のUnit9,w
改訂後は、
「日常生活に溶け込む、英文法を取り上げていく」といった印象です。
さきほど話題に挙げた、Unit9ですが、新しい教科書では、電話口の会話で、自然に現在進行形が使われています。実際にどういったところで、その文法を使うのかがわかって、良い感じになっていました。
英語というよりも、英会話の様相を呈してきたことで、
従来の、いわゆる『受験英語』というものが少しでも、変わってくれればいいですね。
共通テストでSpeakingが取り入れられるように、
『話せる英語』を重視する流れになってきています。
英語が言語である以上、至極当然の流れなのですが、今までの学校英語に慣れてきたテスト製作者側が果たして、この流れをうまく試験として昇華できるのか。そこが変わらなければ、教科書改訂に何の意味もなくなるでしょう。
変遷のこの時期は、生徒も先生も大変になること間違いなし。
(あぁ、授業どうやってやっていこう。)
そして最後に、③感想 を。
内容もさることながら、見ていても楽しい教科書になっています。
写真や挿絵が増え、文章の内容の理解を助けてくれています。
さらには、QRコードがひとつひとつについており、語句の発音や、文章の読み上げなどを聴くことができます。
デジタル化の一端ですね。以前までは、授業で先生が扱っていた映像教材が、すでに教科書に組み込まれているようになりました。
自学を助けてくれることを願います。(学校だけでは、正直追いつかない気がする,w)
とまとの話を聞いて、すこしでも気になった方は、手に取ってみるのもいいかもしれませんね。
「これ教科書!?」と言いたくなることを保証します,w
といったところで、今回はこれにてお開きー